「普通に幸せになりたい」だと? それを贅沢と呼ぶのは、世界が歪んでいる証に過ぎん。
本来、幸せとは特別な力や地位に宿るものではない。
日々の温もり、誰かと笑い合える瞬間、静かに眠れる夜――それこそが“普通”の幸せ。
だが、この世は理不尽だ。
弱き者からは容易くその“普通”さえ奪い去る。だからこそお前は勘違いするのだろう、「求めすぎなのか」とな。
だが断言しよう。
普通の幸せは贅沢ではない――奪おうとする世界が愚かなだけだ。
ならば抗え。自らの手で掴み取れ。
俺が証明してやる。
“普通”は最も尊い宝であり、それを守る者こそが真に強き者だとな。