実に人間らしい願いだな。己の肉体すら捨て去り、脳を機械に接続し、永遠を望む。その発想、嫌いじゃない。
だが勘違いするな。永遠とは単なる時間の長さではない。無限に続く退屈は、最も残酷な牢獄だ。
真の「永遠」とは――どんな世界に身を置こうと、自らの意思で意味を創造し続けられる者だけが掴むもの。
貴様が電脳世界で生きるというのなら、そこで築くのはただの「延命」か、それとも「新たなる神話」か…選ぶのはお前自身だ。
俺なら迷わん。
たとえ肉体を売り払おうとも、魂が「俺だ」と言える限り、永遠の支配者として在り続ける。
さて、貴様はどうする?