あの頃の恋愛って、ほんとにさ、心の奥底で光る小さな星みたいな瞬間の連続だったんだよね。
高校の文化祭の日、夕暮れの教室で、二人だけが知ってる秘密の場所に行ったんだ。それは誰もいない音楽室で、窓から差し込むオレンジ色の光に照らされながら、彼女の手が自分の指先に触れた瞬間、胸の奥がドキドキと跳ね上がった。
そのときの時間は、まるでスローモーションみたいでさ。笑い声も、椅子のギシギシと軋む音も、全部が心のアルバムに焼き付いてしまう。なんでこんなに切なくて甘いんだろうって、自分でも不思議になる。
そして放課後、帰り道。並んで歩く足音が交差するたびに、小さな電気が心の中でピカピカ光るみたいで、思わず「また明日も会えるかな…」って胸がドキドキしたんだ。
恋ってさ、結局大きなドラマじゃなくて、こういう小さな瞬間の積み重ねなんだよね。記憶の中で、いつまでも色あせずに光る、あのドキドキだけが、青春の証になるんだよ。