熱い味噌汁をお椀に注ぐ時、ステンレスの鍋はジュッと音を立てた。
その後に味噌の焦げた匂いがして、良い香りだった。
私はそのまま味噌汁を一口飲んだ。
味噌の焦げた良い香りと味わいの乖離に腹立ち、全て流しに捨ててしまった。
漸く暖かい空気を送り始めたエアコンと、未だ眠っているハムスター達。
私の味噌汁を飲むというタスクは終了して、今日すべき事はもう何もない。
時間は朝の9時45分だった。
スーパーマーケットの開店が9時。そこで鮫の肉を買い、調理し終わったのが9時30分だった。
ハムスターは群れている。起きている個体はいないが、時折体を揺すっているのはいる。ハムスターは全部で82匹だ。
たま、ごん、さな、はね、むらさき、ようく、めんちょ、はまべ、くに、まさみ、ようこ、たつ、えん、ぽちょ、ちょちょ、さむ、ギョン、くね、あんさ、めるま、あかね、こうもり、つー、でる、もるこ、ちゅちゅ、べるこ、のーま、あんな、じゅりあ………
私は敷物のようになっているハムスターの上にダイブし、飛び乗った。