認知活動の本質はアナロジーではなく、厳密な規則やルール。なぜなら、主観に左右される類似性だけでは、言語の正確な理解や数学的・論理的な思考、そして社会共通の規範を維持できないからだ。また、人間が完全に未知の事象に遭遇した際、それを正しく分類・処理できるのは抽象的な論理ルール(If-Then)を持っているためである。さらに、そもそも『類似している』と判断すること自体、脳が対象の本質的な共通規則を抽出している証拠に他ならない。したがって、われわれの高度な認知活動の基盤にあるのは、類推ではなくルールである。